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 夏まつり

17日の炎天下に京都の祇園祭りは幕を開けた。 日本人の心の故郷と言われるが特に京都は千年以上の歴史と文化が育んだ風習としきたりがある。日本人としての誇りとも言えるこうした文化に多くの人が触れてくれるといいですね。
メインの山鉾巡行はテレビで見ることが出来た。特に京都の夏は半端でない暑さになるがそれでもあれだけの観光客を集めている。
八坂神社の祭礼でもあるから昔は全国各地でも同じころ屋台を見ることが出来た。1ケ月も前から笛や太鼓の練習の音は田舎の風物詩でもあった。特に私の家は八坂神社の真ん前だったからとてもよく覚えている。
神社の境内にはお化け屋敷だったり木下サーカスだったり。当然祭りの何日か前から準備をするのでいやでも子供たちの心は躍る。
私たちの町は7月17日(宵祭り)・18日(本祭り)・19日(後まつり)の3日間。最初の日は決まって親戚の人たちが集まって賑やかになる。外の井戸には西瓜が冷やされ叔父や叔母からお小遣いをもらうのが楽しみで仕方なかった。 町中の若者(青年)たちは威勢よく神輿を担ぐ。こうした光景は決して忘れるものではない。
毎年この頃を前後して梅雨明けとなる。町は古びてしまい昔の活気とその様子は違って見える。地域振興に関わっていた頃はどうやって楽しいイベントを組むかであったが、決して勘違いしてはいけない。どんなイベント業者が集まっても町内がひとつになっての祭礼には決して敵わないのだ。
当時は大人たちが祭りを楽しんだ。当然子供たちにはその恩恵がある。そうした伝統を引き継いでしっかり我が町を守っていかなければならない。全国に大きな祭りはいくつかありますが、どの町にも語り継がれてきた故郷の祭りがあることを忘れてはならない。
浅草の三社祭りも全国的に有名で本当に多くの人たちが集まる。祭り当日の浅草界隈はどの路地に入ってもハッピ姿で盛り上がっています。京都も博多も青森も仙台も、みんな有名な祭りで観光客の動員数は目を見張るものがありますが、祭りの原点はまず地元の人が全員で盛り上がることです。
楽しんでいる姿は周りにも伝わってきます。みんな血が騒ぐんでしょうね日本人の。
地元の祭りに協力するとか参加することがどんなに大切かを知ってくれたら鬼に金棒なんだけど。どこの祭りも勘違いしているテレビ局を見ますが、テレビが先ではないんです。映像を撮るために祭りをやっているのではありません。そんな事例を次回お話しましょうか!

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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