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 風が吹けば桶屋が儲かる?

温暖化ばかりでなく季節風や気候変動の影響で思いがけない災難を受けた人たちがこのお盆前にもたくさんいましたね。本当は防げる人災も近年恐ろしいほど増えています。
米西部ユタ州シーダーシティ北方で小型バスが横転し、日本人観光客3人が死亡、12人が負傷した事故。どうも運転手の居眠り運転が原因だったそうですが昨日25年前の日航ジャンボ機の慰霊祭があったばかりなのに飲酒も含め人災は後を絶ちません。
自然災害でも人災でも辛く悲しい人がいる半面そのことによって潤っている企業や個人もいることは皮肉としか言い様がありません。
勿論災害復旧や人命救助等で労を惜しまず出動する自衛隊や消防隊員がいてその姿を見ると心から感謝や拍手を送りたくなります。先日墜落したヘリの映像を収めるためにガイドの忠告を振り切って現場に出かけたカメラマンが三次災害に遭いましたがこの辺が難しい問題だと思うのです。
注意や忠告を振り切るということは「自分だけ」が最高の思い(特ダネ)をと臨むからではないでしょうか?
この辺が全て防げた事故なんですね。
人命に影響がなければそれでも「仕方ないか?」「命あっての・・・」等々となります。商売ということで言えば残念ではあってもまたそういう企業がなければ災害復旧や事故や災害に遭遇した死者等を葬ることが出来ないのですからこれもまた大切な職業ではあります。
ところが不謹慎な人も多くみかけます。戦争で必要な武器弾薬、また戦闘機等々を製造することでそれは大切な職業もあるのです。戦争があった方が良いとなる企業。「今は夏場で暇なんだ・・・、暖かいとなかなか人は死なないから・・・」という葬儀屋。土砂崩れ等があるとほくそ笑む土木関係の業者。
阪神大震災に応援で駆けつけたことはとても尊いのですが、「あの時期は儲かった!」「もっと近場で災害があると助かるのだが・・・」と話す人にも出会った。
決して良いことではないけれどそうした災害で潤う企業があることは事実。同じそうした関係企業でも決して仲間内での飲み会等で儲け仕事等の話題をしてはいけない。
大変な仕事をしているのだからボランテアの人たちは別として仕事として成り立って当然ということは誰もが分かっています。同じことでも心の持ち方で本当に違うものです。
災害現場に「何故総理や大臣が来ないんだ!どうして駆けつけるのが遅いんだ!」は全て人間の心情として訴えているのです。大変な仕事です。災害地に向かう社員たちに不謹慎な心が生まれないよう社会や各住民のために頑張ってもらいたいと思います。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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