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 もの知りは好奇心から

昨日、AKB48と80年代のアイドルが対抗してのクイズ合戦があった。なんとタイトルは「最強の女子決定戦アイドル年の差バトルAKB48 VS おニャン子知らなきゃ恥ずかしい女子力情報満載クイズで対決」
なんと長ったらしいタイトルだ。最近はドラマでも凄く長いタイトルが平気で使われている。
仕事中に点いていたテレビから流れるお笑いタレントの司会でなんとやかましい番組だろうと忙しさのあまり消すこともなくテレビは勝手に進行していた。
8時を過ぎた頃、食事をしようと食卓のテレビを点けたらなんとまだこのクイズ番組の続きだった。よく見ているとクイズの内容は懐かしく面白い。結構知っているようで忘れているもの、また最近の世代のものは意外と知らない。確かにAKB48なんてと言っておきながら80年代はおニャン子で今と同じように騒いでいた時代があったのだと思うとうなづける。
ただ、それにしても今の若者たちが平均すると知識が無いのに驚く。雑学とでも言おうかやはり幅広くいろんなことを知らないと人間としての深みのようなものが見えて来ない。
昔、仕事で招んだお笑いタレントに教えてもらったことがある。今は影をひそめ殆どテレビには登場せずそれこそ若者たちはまず知らないだろう。漫才コンビの名前はWけんじだ。
田舎でのお祭りの舞台にゲスト出演。夜8時に登場だから楽屋には3時頃の到着でしばらく休憩して頂いた後5時から打合せとなった。勿論タレントにも参加してもらうのだがその時相棒の一人が町に出たまままだ戻っておらず、仕方なしに1人の漫才師だけが参加となった。当時の司会は現在テレビ朝日の芸能レポーター「みといせいこ」さん。思い出すと実に懐かしい。
打合せがありますからねと伝えてあったのにどうしてその時間に町へなんか出かけるんだろう・・・と思った。当時あのねのねを呼んだときも途中でゴルフがしたいと練習場に連れて行ったことがあるのでそんなところだろうと思っていた。
勿論開演1時間前には楽屋には戻っていたのでまずは安心。いよいよ二人の登場となった。30分ほどしゃべりまくる漫才は当然18番も含まれている。ところが客席が大笑いしているのはそこではない。
漫談の中にその土地の名産、山や川、町長の名前、商店街の名称がどんどんと登場するのだ。この二人がここまでアドリブで話せる訳がない。つまり、到着してすぐに町に出かけた相棒の一人が話題の収集(調査)をしていたのだ。勿論仕事と言えばそれまでだが何かを知るための努力は徹底していた。
最近のバラエティー番組でとんでもないトンチンカンな回答をするタレントもいるがそうしたタレントこそ一過性のものですぐに消えていくような気がする。もっと好奇心をもって取り組まないと!本当の面白さは伝わらない!

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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