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 市川海老蔵

「おめでとう!やったぞ福島!」 日本中が美しくて速い福島千里(22)の200m金の一面トップを楽しみにしていた。
ところが今日のスポーツ新聞トップは「海老蔵顔面陥没」の見出しだった。泥酔状態でボコボコに殴られた結果らしい。実は昨日は後援会のみなさんへの結婚報告の晴れの舞台が予定されていて父団十郎も妻麻央さんも晴れ着で臨むはずだった。
私は彼が素晴らしい伴侶を得たことにこれで海老蔵も正真正銘舞台人として心おきなく暴れることが出来るだろうと期待していたのだが、心のどこかに心配していたことが現実になった。
何と評したら良いのだろう!そう考えていると新聞にこう語られていた。
『海老蔵が殴られた。一瞬、耳を疑った。「殴った」の間違いではないか。海老蔵さん、いやさ孝俊君、熱血漢とはいえ、どちらにしても軽傷で済むことを願いたい。
最近の舞台を見ていて一抹の心配を覚えたのは私だけではない。強引な演出、不安定なセリフ回し、固定した座組み。自由奔放な長所、一方でマイペースな短所。どちらも、しかし、逸材として許されていたと思う。公私ともに「とんがっていたい」と話す姿に頼もしくも思っていた。でも殴られた。
江戸歌舞伎の氏神、成田屋。その重圧は成田屋のみぞ知る。人気を一身に背負う舞台。ようやく得た結婚の幸せ。歌舞伎十八番の家の芸の復活への意欲。近く演じる「蛇柳」の構成・工夫にと精力的な連日。
野菜中心と言われる偏った食生活は改善されたのだろうか。荒らぶる魂は確かに個性だ。だが、この機会に義太夫を学び直し、油断はなかったか・心技体を鍛えましょう。海老蔵襲名の会見での決意は忘れていない。
もう一度、同じような事を起こしたら海老蔵の名跡を返上する。そんな決心の舞台が見たい。(大島幸久記)』
一語一句そのとおりと涙が出そうになった。彼を思わん素晴らしいフアンの一人なんだと思う。
翌日が後援会の皆さん1000名も集まって頂いての結婚報告会(新たなお披露目会)を控え、当日の午前4時頃六本木界隈で酒を飲んでいるなど語るに落ちるとしか言いようがない。自覚の無さとどこか調子に乗ったところに天罰が下ったのだろう。
息子に代わり謝罪会見をした父団十郎は心配をするより謝罪に終始し息子には相当激怒していたという。
私は昨日「勢い」について触れたが、海老蔵の結婚や舞台での活躍も素晴らしい勢いだと喜んで見ていた。
海老蔵君、とりあえず福島千里さんに謝りなさい。本当は本日の各紙一面トップに輝かしい2冠の笑顔が掲載されていた筈なんだから!

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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