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 熱燗で5時間

昨夜は夕方7時から12時まで親友と二人で忘年会!彼は上野の呉服屋でもう卒業当時から勤務している優等生。近いのになかなか会う機会がない。勿論仕事の途中で立ち寄ったりで会うことは年7~8回はあるのだが、夜一杯やりましょうの時間が取れないのだ。
いくらなんでもこのままだと年が明けてしまうにので駆け込みのようなスケジュールで昨日となった。観光での浅草は夜が早いが美味しい食事処はさすがに多い。このシーズンだからと思い、予約を入れようとしたら満杯。さすが忘年会シーズン。い~や、何とかなるだろうと7時の待合わせでやっと乾杯。
冷たいのでグーッとと思いきや彼は熱燗がいいという。私も雪国育ちで熱燗のイメージで育ってきたから雰囲気は最高だ。それに二人とも同郷だからそれが分からないでもない。
しかし考えてみればいつからなのか馴染みのはずの熱燗って本当にここ何年も飲んだことがない。つまり冷(ひや)だ。最近の日本酒は女性も好んで飲めるようにと冷酒では美味しいのが多く出回っている。
新潟は特に酒どころでその銘酒は実に多い。そんな想像は燗をすることでみんな飛んでしまった。最初の1杯は良いが段々と飲む内に冷とは相当の開きを感じてくる。
勿論そんなに若くはないから次から次へと徳利が横になる訳でもないのだが時間とともにおしゃべりよりも廻りだす。
無礼講の二人の話は学生時代の思い出話をツマミにどんどんエスカレートしていく。
気が付いたら10時30分を回っていた。それほど食べてもいなかったからと2軒目はお寿司屋ののれんをくぐった。
カウンターに座るなりここでも躊躇なく熱燗を頼む。????????
これは完全にペースを相棒に持っていかれた。「仕方ない、付き合うか・・・・!」所変わればでここでもまた話は尽きない。気がついたらまもなく12時になろうとしている。おいおい電車の時間は・・・と慌てて店を出る。
地下鉄乗り場で別れて帰り道。どう見ても立派な酔っぱらいだ。よし!頑張って家に帰るぞ。
普通に歩いて3~4分なのにふらりふらりとふらつきながら家路に向かう。「ただいま!」って言った記憶はあるがその後はまったく不明。
当然、朝方になっても地球が回っている。それからと言うもの、ウコンのお世話になり結局夕食まで何も食べず状態。いや食べられないと言った方が正解だった。途中で彼から電話。「いや~昨日はご馳走さん」「大丈夫帰れた?電車は?」「ん~すぐ横になりたかったからサウナに泊った」(>_<)
何と彼は本日公休日だったのだ。私は頭を冷やしながら午後から悪戦苦闘のビデオ撮り。作品がなんと「酔歌」というから皮肉なオチであった。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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