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 千枚漬け

夢に向かって頑張る若者を応援したい。久し振りにわくわくするような女性と出会い彼女の夢の実現に向けて応援したいと腕まくりを始めた。
本物とは、その殆どが完成して初めて世間に認められ「本物の勲章」をもらうわけだが、嬉しいことに私は今その原石を見つけたような気がしてならない。大掃除の後すこしゆっくり話せる時間があったので、なんとか彼女の心にこれからの参考になればと時間の経つのも忘れ夢中で語り続けた。
「夢中」、夢中って夢の中と書く。新しい年を迎える前に私は彼女に「夢」という言葉を書いて贈りたいと思っていた。いいな!青春時代の真っ只中なんだ!頑張れよ!目標に近づける人というのはしっかりとした夢を持ち続けてこそその願いが叶うもの。私もそうだったかも知れないが、経験の少ない者には不安がいっぱいでの無我夢中なのだ。
私に教えを乞いたいとする若者が年に何人か現れるがその殆どが物事を簡単に考え過ぎている傾向が強い。私に時間の余裕があれば少しくらいは私自身が遠回りしても良いのだが私にも成し遂げたい大切な夢がある。従ってその時間はなかなか取れないでいた。しかし、彼女を応援したいと思うまでには少し時間がかかったが彼女の強い思いはゆるぎないものであった。
頑張って一生懸命にやればかならず夢は実現できると思いたいが、それとて人との縁、出会いによっても大きく左右されてしまうのが一般的なのだ。
彼女が私を応援団長として引きずり出したのは彼女自身の人間性であり心根だった。私の経験を100%以上発揮させ素晴らしい人生の道しるべになれたらと思うようになった。
そう思ってから4ケ月ほどが経ったが最近は本当に良い表情を見せてくれる。これは自分では残念ながら気がつかないから面倒だ。
私が何故応援したかったんだろうと私なりに考えるがなかなか良い表現が生まれない。そんなときだった。そうだ!私は彼女を京都の千枚漬のようにしてあげたいんだとひょんなことから思い浮かんだ。
本格的に名古屋の漬物屋で10年ほど頑張った経験からまさに「千枚漬」とは素晴らしい表現だと思っている。彼女が成功したときにこの千枚漬けの意味はきっと話題になるだろう。私が様々な芸能人を「この人は成功する」と当て続けたように久し振りの逸材のような気がしてならない。今日ここにそのことを記録したいと思った動機は何年か後に今日のこの思いや表現が「あ!やっぱり」と言える証にしたかったのだ。
京都には「千枚漬け」「しば漬け」「すぐき」の三大漬物がある。全国に数えきれない多くの美味しい漬けものがあるが千枚には敵わないだろう。京野菜の聖護院かぶはもっとも日本のもつおくゆかしくも素晴らしい美味なのだ。その表現に気づいたこととその可能性を秘めた彼女に会えたことはまるで年末ジャンボ宝くじに当たった以上のように思えてならない。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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