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 大雪のクリスマスイヴ

クリスマスイヴ ニュースに大雪の映像が映し出されていた。
会津若松地方の降り方は半端じゃない!この振り方をみていて子供の頃が鮮明に思い出されて来た。ひと晩に1っも積もるなんて毎年ザラだったから私に決して珍しい光景ではない。
それでも現在は新潟や奥会津地方、山形や秋田、どの町も除雪設備が整い真冬でも車が往来してもう何十年にもなるが、私は冬のシーズンにまったく交通が遮断されたころを知っている。今日の映像はそんな降り方だった。どんなに豪雪に苦しめられても住民はみな助け合って生きてきた。
ところが今はどうだ!雪をキチンと片付けないと役所に苦情を言う。隣りの人が降ろした雪が自分の家に転がり込んでくるとそれが原因で喧嘩にまでなるそうだ。
つまり、考えてみると世の中が便利になればなるほど自分さえ良ければの自己中心的な人間が増えるからであろう。1日中くたくたになって雪おろしをして翌朝起きたらまた降ろさなければならないほど雪が積もるのが丁度今頃からだった。
都会の若者は休みをスキー場でなんて時代があった。私の田舎はそうしたスキーヤーを受け入れる民宿が本当に多かったものだ。
いつ頃からだったか、民宿にコンビニから買い込んだ食料や飲物でまったく商売にならなくなった。バブルとともにその傾向に拍車がかかりスキー場のリフトも錆ついた。
クリスマスっていうとこんな風な思い出がたくさん頭を過ぎる。枕元にサンタさんが持って来てくれるプレゼントを楽しみに布団にもぐり込む。その頃はクリスマスっていうと町はひっそりと静まりかえる。家族団らんがあって1年で一番ロマンチックな夜だったかも知れない。
勿論恋人や友だちと食事や飲み歩くのもありかもしれないがやっぱり家族の温かいクリスマスを迎えて欲しいと願うのみだ。
心まで便利にしてしまわないでこの日を迎えられるような過ごし方をもう一度考えたいものだ。
温暖化温暖化と言われ雪が毎年少なくなっていくことを懸念していたが、今日の映像は良き時代の降り方でもあったのだ。「メリークリスマス」この雪ならトナカイだって鈴を鳴らしてやって来れそうな気がするけどどうだろう!?

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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