2ntブログ

 自己実現に向かって

今年もまた夢や希望に満ち満ちた若者にたくさん会うことができた。自分の青春時代と重ね合わせ改めて時代がどんなに変わっても大切なことは何んなのかを考えさせられた1年でもあった。
機会があって源義経や静御前の話をし若者を鎌倉に案内する。つい先ごろの忠臣蔵を語れば高輪の泉岳寺を案内する。性格なのか素晴らしいものの話をするとそれが本であれ食品であれ入手してプレゼントする。
ここではっきりしていることは、どんなに私がそう思って行動したとしても若者本人がそこにそれほど興味を示していないと勿論それは暖簾に腕押しのようで寂しくもなる。
興味を示されないとつくづくそこで心の空振りに出会う。勿論恩にきせたりは一切ないのだが、話しているときの聞く姿勢に騙されて(笑)ついつい購入したり連れていったりするのだ。人はそれをお人好しと言うが性格だから止まらない。少しでも雑学を、ちょっとでも博学を、と若者の成長を応援しやいとするのは本当にお人好しだけなんだろうか?
昔、長男(当時5歳くらい)を連れてドライブしたときのことだ。山道に差しかかって斜面に沢山の穴(パイプ)が開いていることの不思議(子供には)に答えたことがあった。「山も生きているんだよ!沢山の水(雨)を飲んだ山だってどこかでおしっこをしないと大変なことになるだろう?だからあの穴(パイプ穴)は山の大切なおちんちんなんだよ」となる。「ふ~ん?」、でも子供にはとっても分かりやすい説明だと我ながら感心したものだ。
子供たちはいろんな環境の中で成長するわけだが、そのどこかで自分の夢を見つけ、そう成りたいと心が動く。
よく、昔は良かったとか言うことを聞くことがあるだろう!それこそ昔の日本人はアメリカのようになりたいと追い越せ追い抜けで本当に一生懸命だったのだ。人に与えられた時間は一緒のはずなのにその人のものの捉え方で人生は凄く変わってしまう。当時は本当に豊かさを求めた時代だったのだと思う。しかし、豊かさは本当は求めるものではなく深めていかなければならないのではと最近は特にそう思う。何度か心の豊かさについて述べて来ましたがやはり求めるものは幸福でなければならない。
幸福とは人生の時間の中に組み込まれている。若いときにどんな夢を抱くかはこれこそ人それぞれだ。その夢や希望を自己実現と置き換えて頑張って欲しい。昔では考えられなかった児童虐待等をひとつとっても生活の難しさから抜け出せずに大きな落とし穴にはまってしまう。つまり、豊かさの中に落とし穴もあることを良く考えて自己実現に向け頑張ってもらいたい。夢をみることは素晴らしいことだから、何ごとにも諦めずに力強く歩いて欲しいな。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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