2ntブログ

 かっこ悪い行動

厳しい寒さ! 私は手紙に何度も書いた。 ここまで冷え込んだ年も久し振りだ。人には気をつけてよって言っておきながら自分ではいつか風邪をひくんじゃないかと思うほど冷え込んでいる。
油断するなよって人に言っている手前自分がひくわけにもいかない。しかしひいてしまいそうなのだ。
朝起きて、「ん!大丈夫だ」と確認する。油断とは入浴の際に頭を洗いすぐに乾かさず1時間も2時間も放っておいてしまうような場合だ。普通なら気持ち良いはずなのにこの時期は違う。ほんのちょっとしたことだがこの程度の注意で良い。
ジョギングや散歩で少し汗ばんだりしたときも同じこと。少しくらい大丈夫だろうとシャツを着替えないことで風邪をひく原因となる。
大丈夫だろう!この光景がニュースの雪道での事故に見えた。この程度なら大丈夫と普段より相当スピードが落ちていることに安心しゆっくり走行する。前の車が急にブレーキランプを点けた。その瞬間慌てたドライバーが次々とブレーキを踏む。車は面白いようにスリップし右に左に、あるいは前方の車に体当たりする。
このニュースは雪国のあちらこちらで見えた。過信の何ものでもない。これを過信と言わずなんと言うんだろう。車はゴツンとぶつかるなんて甘優しいものではない。間違えば人身事故にも繋がる。
雪は容赦なく降り続けタイア痕すらすぐに消えてしまう。さあ!誰の責任だとなる訳だ。
「前の車が急に止まったから」?、そんなことはなんの理由にもならない。雪国に住んでいた者ならすぐに分かることだが雪道とはそういうものだ。
昨年のクリスマスに新潟と会津を結ぶ国道で飛んでもないスリップ事故のため何キロもの渋滞になり通行止めになった話はまだ湯気の立っている話だ。
自分は大丈夫と思ってはいないか?自然をなめるととんでもないことになる。
近年は雪を待って多くのボーダーがスキー場に駆けつけるが、ここには立ち入り禁止区域がある。しかし立ち入り禁止地区は新雪でボーダーには格好の場所となる。係員たちがいくら制止してもきかないらしい。
格好よく滑ってフィニッシュは川に落ちて死んでしまった。これも実話だから恐い。そうしたところは雪崩も発生しやすくパトロール隊でさえ命を落としてしまう危険な場所だ。遭難したり事故を起こせば救助ヘリが飛んでくる。テレビでみるように格好よく見えるのだろうか。言うことを聞かなかった一人の若者の家族はへり出動にかかった費用を負担しなければならないことを知っているんだろうか?
甘い考えでとった行動は家族たちをも悲劇に巻きこんでしまうのだ。大丈夫だろうは絶対にないのだから自然に対してはより慎重に対応して欲しい。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード