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 親の教えが心の支え

8日、納棺ぎりぎりに叔父の待つ自宅に着いた。
驚くほどの雪はまだ多くの家を覆っていました。訃報を聞いてからお通夜に間に合うよう忘れ物のないようにと時間を費やしやっとその時間に間に合うことができた。
2年間の闘病生活もあってか久しぶりに会う叔父のお顔はすっかり面影すら無くしていました。昨年6月に叔母さんが亡くなったときにもその様子は伏せられていたというから辛い話だ。
可愛いがられた多くの孫たちは目を真っ赤に泣きじゃくり、その光景が余計涙を誘う。
どんな事情があるにせよこうした別れは辛すぎる。
新潟の長男の近くにある病院で療養中だったそうだけど、故郷塩沢に帰りたい帰りたいと大変だったらしい!
ふと周りに目を通すと懐かしい顔がずらり!母の兄弟は6人兄弟であと残るは2人の叔母だけになった。
母のすぐ下の叔母は不思議なくらい母に似てきて驚きだったがみな年をとってしまいました。
母の実家だっただけに今回亡くなった叔父夫妻には本当に子供のころから特別に可愛がっていただいた思い出ばかり。
酒が好きだったからと通夜の晩は親族で思い出話しにふけった。

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通夜が明け告別式当日はまぶしいほどに晴れ渡った。旅立つ叔父をみんなで送り、火葬場を出るときにはパラパラと舞う雪に言葉にならない感動を覚えた。奇蹟だ!
一生懸命生きて来たからだね! 魚沼中の人たちがありがとうの雪なんだよ!そう思いながら再び葬儀場へ向かった。
叔父には二人の息子がいる。私の従兄弟だが久しぶりに会った彼の家族に驚いた。多くの参列者の中にあってひときわ目立つ男性がいたが、彼がその従兄弟(二男)の息子だとすぐに分かった。
すがすがしい様子に輝きさえ感じる好青年は現在外国で新妻と暮らしているんだそうだが、実に父親そっくり。
優しく思いやりのある息子を称え、彼の子供たちの育て方をほめてあげました。
今どき珍しいほどに親思いでありお祖父ちゃんの葬儀に駆けつけたその姿は叔母さんにもそっくりな心根を感じ、よくここまで立派に育てたねの私の言葉に彼はしっかり応えてくれました。
「自分はおふくろに教えてもらったんです。母が口でなど言うことはなかったけど、母の生き方はそれは人に優しく、常にみなに平等に接する姿にその教えを乞いました」と。「だから子供たちにもこうした生き方だけは伝えたいと思っていままで頑張って来ました」。その口調にも愛情や信念のようなものを感じ、感激してしまいました。
いろんなことがあっても、仏様はみなに平等にこうして集う機会を与えてくれる。
せっかくの感謝のこの機会、大切にしたいと新たな気持ちで帰りの新幹線に乗りました。

どう言葉をかけることが良いのか分かりませんが、しっかりとありがとうとお別れさせていただきました。
「あなたと出逢えてよかった・・さまざまな想い、出来ごとがあったけれど良い人生でした」と結ばれていました。

 ありがとう!感謝の心こそ幸せになれる秘訣です。素晴らしい人生を!
 優しさや笑顔に触れて温かい気持ちになれるように、あなたの真心で!
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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