2ntブログ

 これが下船病だ!

そう言われれば経験がありますね!
7年ほど前だっただろうか?私は友に誘われ「ひらめ釣り」に行くことになった。人一倍海が大好きだからまるで子供のような喜びよう。どちらかと言うと多少の川釣りに経験があっても本格的に釣り船で向かうなど私にすれば画期的な出来事だ。
午前3時起床で千葉県御宿に向かう。4時を回ったころ船に乗り込み出発だ。意気揚々と甲板に立ってまるでドラマの主人公のように心地よい風を受ける。沖へ1時間も進んだ頃、なんだか体に異変を感じて来た。
つまり船酔いの症状だった。到着する頃はとんでもない海の荒れようの真っただ中に居た。
船体はビルの5~6階ほど高く打ち上げられたかと思うと波に飲み込まれるようにその反対と繰り返す。
もう釣りを楽しむなんて次元ではない。しかし私のような初心者は2~3人であとは殆んどが釣りの愛好者。ビールを口にしながら準備に入る。私は釣りどころではなかったが、折角来たのだからと餌を付けてもらって一番に糸を垂らした。するとどうだろう!垂らして2分もしない内に引くではないか?
慌ててリールを巻くと船長が怒鳴りだした。「慌てない!慌てない!ゆっくり引いて、ゆっくり巻いて・・・」と指示が飛んで来た。瞬間船酔いを忘れ必死の形相(笑)
海面に座布団のような物体が見えた。ひらめだ!「大きいぞ!」と周りが騒ぐ・・・。何人かが寄って来た。その助けを得てタモにようやく入れた。入ったひらめの大きいこと。6kg弱のとんでもないものがかかったのだ!
しかし、その後はもうギブアップ!胃の中のものがえぐり取られるほどの苦しさに船底でダウン。気がついたら船は御宿の港に着いていた。もう12時をすでに回っていて昼食どきなのだ。んんんん?とんでもない!食事など考えただけでも恐ろしい!当時は私の釣り上げたものが最高に大きいサイズですぐにインターネットで紹介された。
20代の頃、ポカポカ陽気の伊勢湾の楽しい手釣りとは大違い。
陸に上がって2日間も揺れは収まらなかった。

つまり、今回の地震での体験がそのまま「下船病」となってその症状を表していたのだ。11日に起きてもう10日以上も経っているのに何故かその揺れが収まらない。釣りと違うのはそこに恐怖が伴っていたせいで余計そうなのかも知れない。
吊り下がっている懐中電灯やルームキーを見ても全く揺れていない。しかし、私の中ではときどき瞬間的に大きく揺れるのだ。
この場合、変に安静にしているのではなく、首の運動や軽いジョギングといったように体を動かすと良いそうだが、私には外に出れば花粉という大敵が待っている! 困ったものだ!

 ありがとう!感謝の心こそ幸せになれる秘訣です。素晴らしい人生を!
 優しさや笑顔に触れて温かい気持ちになれるように、あなたの真心で!
 ご感想は shiawasekazokuyt@nifty.com まで
プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード