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  てっぱん「NHK連続テレビ小説」 完

近年になく楽しみに朝を迎えられたNHKの連続テレビ小説「てっぱん」が今日最終回を迎えました。
これほど素直に溶け込めた作品も最近に記憶がなかった。心を奪われたと言ったらいいのでしょうか!?
映画やテレビ(舞台も)の評価は「脚本」と「キャスティング」と言いますがまさにその通りでしたね。ヒロインは新人の若い女優さん(あかり役)でしたが今回のヒロインは間違いなく2人でした。その一人が富司純子さんでした。
この作品の初音(おばあちゃん)役は富司さんしかいなかったでしょう。心を演じられる素晴らしい女優さんですね。子供の頃から東映の時代劇が大好きで当時藤純子(富司純子)さんの「緋牡丹お竜」なるヤクザ映画は欠かさず見たものです。今あの役を演じられる女優さんはいないでしょう。はまり役というんでしょうね!
いつの間にかおばあちゃん役でした。しかし、私の中でのイメージはやっぱり緋牡丹だったのに今回で一変してしまいました。
孫(あかり)との絶妙な掛け合いは見事でした。あかり役の新人(瀧本美織)はなんて幸せな役者さんなんだろう・・・まさに財産を得たようなものです。
彼女がここまで演じられたのも富司さんの影響がすごく大きかったはず。それだけに彼女も大きく成長して欲しいと期待しています。
終盤に入ってドラマの内容にとても重要な役割が重なっていましたね。
思いもしないあの東日本大震災です。これでもかと痛めつけられた人々の心に丁度時を重ねるがごとく最終章は「かならず朝は来る」でした。いつも楽しみにしていたこの作品も被災地では突然見ることができなくなった訳です。なんとか「かならず朝は来る」は見て頂きたかった。
この作品のテーマが、「食と家族」「地域と音楽」であったのがあまりにも絶妙すぎるほどのタイミングでした。
鉄板の上で繰り広げられた泣き笑いの物語。勿論そこに人としての絆や大きな愛があって成り立っていたストーリー。
この作品の制作者。勿論スタッフ出演者にありがとうを言いたい作品でした。
3月11日に起きた震災と「てっぱん」。生涯忘れられない作品となりました。
それと同時に特におばあちゃん役の富司純子さん。長い間本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。私なりに大きな勇気を頂きました。今育てたい役者の卵がいます。将来富司純子さんのような女優さんになれるよう彼女も頑張っています。
私が頂いた勇気とは諦めずにやることできっと夢が叶うのではと思えているからです。偶然にも卵は緋牡丹お竜を一生懸命演じています。
こうして私たち一人一人が頑張り続けることできっと日本は元気を取り戻してくれることを信じています。
楽しみにしていた作品が終わって正直少し残念です。この素晴らしい作品を忘れないためにも心して指導を続けようと思っています。
くり返します。富司純子さん!本当にありがとうございました。
演技の素晴らしさとともにその重要性を改めて思い知らされました。素晴らしい作品に出会えたことに心から感謝します。

 ありがとう!感謝の心こそ幸せになれる秘訣です。素晴らしい人生を!
 優しさや笑顔に触れて温かい気持ちになれるように、あなたの真心で!
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