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 感性に触れた喜び 2

イベントもいつの間にか「巨人軍:長嶋監督」「音楽家:山本直純」「司会者:高橋圭三」氏等々文化イベントに参加して頂く内容(規模)へと変わっていきました。
今でこそ「相田みつを」を扱う企画はありますが、まだ相田先生のギャラリーが銀座の東急百貨店5階にオープンする前からその絡みを頂きました。あの「中村久子」を採りあげた「生まれて・生きて・生かされて」も天下の電通に勝ってその文化イベントを制作しました。
中村久子さんの遺作品を浜松で見たときは、会議用の長机にテーブルクロスといった質素なものでした。そのパンフレットを持ってその日浜松の友の家に一泊したことを今でも鮮明に覚えています。
一杯飲みながらでしたが、「駅前でこんなのやっていたよ」とパンフレットを見せると友は驚いたように「お前は素晴らしい感性をしている。その着眼が凄いんだよな!」なんて言われたことも思い出します。
自分では感性等を考えも意識もせずですが、考えてみるとそれぞれの着眼そのものが感性であったようです。一昨日送って頂いた京都の写真。その1枚にこそ素晴らしい感性が潜んでいることもそうした私の感性磨きが積み重ねられて理解(感じる)できるようになったものだと思います。
最近私は若い人たちに、「結婚するんなら極力感性の合う人を選びなさい!」と言うようにしています。
素晴らしい感性に触れることができるということはきっとその人ともその心根はピッタリ合っていると思うからです。豊かな感性の持ち主はその殆んどがとても優しい人と思って間違いありません。
私の長い企画制作の仕事は、ただ私の感性だけで歩いて来たような気もします。それが証拠にはその企画内容はそれぞれ話題性を引き出し多くの人に喜ばれました。
どんなに素晴らしい作品をそこに並べても制作側(扱う側)の心に感性というものがなかったら決して心を打つ演出は出来ないからです。
季節を感じ、人の心を感じ、様々な作品に素直に心奪われることが出来るということは何よりも素晴らしいものだと思います。
「生活に追われていてそれどころじゃないよ!」なんて言葉を耳にしないわけでもありません。しかし、心が迷子になりそうになったとき、しっかり自分を助けてくれるのは感性なんだと知って欲しい。
人を育てると言えば、スポーツ選手・芸術家・学者のたまごいずれもそこに感性などという表現は持ち出しません。しかし、一流のアーティストにも必要不可欠ですね。勿論持ち得た人もいますが、野球バカとか、それしかやって来なかったから野球を取ったら何も無い・・・ではなく、人間だからこそ持ちたい感性でしょう!
今の世の中が落ち着いた世の中だとは決して言い難い。しかし、どんな世であっても心を大切に持てるということほど幸せはないでしょう!
私が20代の頃勤めていた名古屋の会社の専務に言われたことがあります。社員教育の女子を対象にした話のひとコマでした。「あなたたちは好きという感情だけで相手を選んではいけないよ!結婚ということで少し話しましょう!結婚すれば当然夜は一緒の布団に入ります。そして燃えるように愛し合うでしょう!ここまでは普通です。しかし、中にはとても勝手な男性もいるんだということも知っておくべきです。それはきっと一番大切なことかも知れません。求めあって求めあって愛し合う。しかし、その行為が終わった途端男はグーグーと寝てしまう。どうですか?結婚すれば分かるけど、自分勝手と思いませんか?私が大切にして欲しいのは、愛する行為が終わってもしばらくは優しく新妻を抱いて離さない。そうしてゆっくりと優しく髪を撫で優しい言葉を投げかけてくれるような男性がいいと思いませんか?」と。独身で若い当時の私には強烈な内容だったことを覚えていますが、今でこそ「そうだ、まったくその通りだ」と思いますね。専務の言いたかったことは、そうした性格も付き合っている中で出来るだけ知ることが出来たららいいと言うことでしょう。
愛したその後に優しく抱きしめるだけでも素晴らしいことだと思います。本当に愛しているなら当たり前ですね。そんな感性もあるってこと!
豊かな感性に抱かれながら生きて行きたいものですね。

 ありがとう!感謝の心こそ幸せになれる秘訣です。素晴らしい人生を!
 優しさや笑顔に触れて温かい気持ちになれるように、あなたの真心で!
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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