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 昭和の味 その心

毎朝放送されているNHK連続テレビ小説「おひさま」に、改めて教えられることが沢山秘められている。昭和を知らない人にその話をしても実感は湧かないかもしれないが、考えてみると昭和の時代ってどうしてこんなにも素晴らしかったんだろうと考えさせられます。
その一番良き時代を過ごした人たちには、今では懐かしい情景(テレビ)に見えるでしょうね。その大切さは今更のように甦って、何か大切なものを一生懸命伝えようとしている。その素晴らしい光景を「おひさま」では観ることができるのです。
戦争が全てを奪い人間をとことん痛めつけた時代から立ち上がり、みんな心をひとつに頑張った時代。お母さんという響きとともに夢に向かった時代でもあったようだ。真っ白なお母さんの割烹着はまぶしくも安らぎの象徴だったと言います。
昨日の放送では、主人公(陽子)の嫁ぎ先「丸庵」が大火で無くなってしまい、茫然とする姑に主人公陽子が励ますシーンだった。家族が一丸となり近所のおばさん(床屋)までが安曇野(陽子の実家)に転がり込む。
あるね!あるね!こんなのあったね!なんて思いながら見ていた人も多かったでしょうね!しっかりと、強く生きようとすればするほどその姿は、爽やかではあってもついつい涙が出てしまう。
それって何だろう!そう考えてしまうのは私だけでは無かったはず。つまり心の温かさ!絆の大切さなのだ。便利になったようで淋しくなった現代。それは大きく心を開いて笑い合うことが少なくなった人間関係にある。
どんなに貧しくとも、こんなにも心が豊かだった時代はもう来ないであろうと思うほどの現代社会。
その心が素晴らしい戦後を築き上げたと言っても過言ではないのだろう!助け合う精神というのは損得を超えたところにある。
久々に高視聴率なのもうなずける作品だ。気付かないかもしれないが、このドラマで「挨拶」の大切さを教えてくれてもいる。原点である「挨拶」が家族から始まっている「おひさま」。時に東北地方のみなさんはそうした温かい絆の中で日々生活していたに違いない。
この連続テレビ小説「おひさま」は、まさか東日本大震災など決して予測していた訳ではない。なのにあまりにもタイミングの良い作品だった。放送はもう少しで終了するが、心の温かさや大切さをこれからでも遅くないのでもう一度思い返しながら歩きたいものだ。問題はその一人一人にある。まず、気付いた人から率先垂範で歩いて欲しいですね。
損得勘定ばかりしていると大切な心がどこかへ消えて行ってしまうから! 人を愛するということは人間に与えられた財産です。幸せを自分の心で掴めるのもそうしたことからです。

ありがとう!の感謝の心とともに人間の心の復興も急ぎたいですね。

 ありがとう!感謝の心こそ幸せになれる秘訣です。素晴らしい人生を!
 優しさや笑顔に触れて温かい気持ちになれるように、あなたの真心で!
 ご感想は shiawasekazokuyt@nifty.com まで
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岡部俊雄

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