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マナー違反!?

最近「自転車に乗る人のマナー」についてとても話題になっているの知っていますか?
特にブレーキの無い競技用の自転車に対する警告が多いのに気づきますが、実態はそれだけではありません。
車のハンドルを握ると人格まで変ってしまうケースをよく見てきました。
実際に道路を歩いたことがない人って殆んどいない訳で、誰もが歩行者の立場から車であれ自転車であれ、その危険な状況に冷や汗をかいたことは一度や二度ではないはず。
それなのに、自分が運転するときはすっかり忘れてしまう。そんな経験ありませんか?
今回、私はこのマナーについて語りたいのではありません。これは歩行者とて大きなマナー違反をしている人はとても多いと言いたいのです。
今日はたまたま天候も良く、久しぶりの暖かさに誘われて自転車で秋葉原まで買い物に出かけました。
自転車は立派な軽車両として道交法にその法令が記されています。つまり、自転車専用道路の無い道路では当然車道を通行しなければならないのです。
日曜日の穏やかさに誘われたはずなのに、外はマナー違反でいっぱいでした。とても注意などしきれるものではありません。
狭い歩道にさしかかり、前方から女性が自転車でやってきました。見るとまだ20代前半の若者です。
どちらかが道を譲らないと通れない状況になり考えるまでもなく端によけて道を空けました。彼女は挨拶(会釈)をするでもなくごく当たり前に通り過ぎて行きました。
これは実に多く体験するいつも身の周りにある光景です。つまり、何が問題かと言えば私にしろ彼女にしろ当然知らない者同士です。何も相手が若い女性だから道を空けたのではありません。
このままでは通れないと察したからこそ瞬時に道を空けただけです。当然挨拶(お礼)をして欲しいわけではありませんが何か空虚な気持ちになるのは何故でしょうね!
昔、「人には決して恩にきせてはいけないよ」、「恩にきることを覚えなさい」と教えられたものです。
これは大げさに言えば無償の愛であり、また先日お話した「忘己利他(もうこりた)」という心がけにも当てはまる日常人間が最も大切な心の持ち方なんですね!
同じマンションでも挨拶ひとつしない、いや出来ない人がいます。どちらかというと私など性格が明るいせいかいとも簡単にすっと挨拶してしまいます。
挨拶は人の心お開く鍵って本当だと何度も何度も実感し体験してきました。逆にいうと先日ブータン国王夫妻が来日した際にも言っていましたが、日本のどこが素晴らしいって「礼儀」がしっかりしているところを強調したかったんだと思えてなりません。礼節をわきまえた、つまり和の心をもった国民日本人を他国の王が絶賛しているのです。安全神話が崩壊してしまったように、日本人の心までもが崩壊しないように、いつも感謝の心を持ちながら「挨拶」が出来れば、「マナー違反」など起きるわけがないのです。

車道をブッブーとクラクションを鳴らし、歩道でちりちり~んとベルを鳴らすのって危険だから鳴らすのではなく、「どけどけ危ないぞ俺様のお通りだい」と言っているようにしか聞こえません。
そこに、人としての優しさなどまったく感じられないのは私だけではないはずです。






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