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 鎮魂の祈りの中で

まもなくあの忌まわしい時間がやって来る!
世界中をも震撼させたあの東日本大震災だ!今日はテレビ局こぞって震災の特番を放送している。その画面に目をやると・・・「エっ!」と思う光景が。昨年と同じようにテレビ画面に映し出された被災地は、また雪が降っている。昨年と違う光景は全ての局のメインキャスターが総出で放送を届けていることだろう!
放送とは、「送りっ放し」と書くと言った人がいるが、さすがに慎み深く話す姿に昨年の震災の規模の大きさを物語っている。
この出来ごとに、日本の素晴らしさも同時に世界中のメディアが紹介したのも記憶に新しい。

そんな中、昨年私の友人から聞いた悲しい出来ごとがあった。
その内容が今日の新聞に鮮明に記事として紹介された。このブログを通し、悲しい現実も知って頂きたく改めて紹介させて頂くことのした。

『家族や家を失った被災者にムチを打つ連続窃盗事件が発生していた。「まるでハイエナのようなやつら。被災者からさらにETCカードまで奪うなん・・・」。都内の犯罪者集団をよく知る関係者は、ため息まじりに話した。
関係者の話から再現してみる。犯行が行われたのは震災から数日後。20~30代の男性約10人が都内に集結した。
狙いは、津波被害に遭った自動車に残されたクレジットカードとETCの兼用カードだった。カーナビ、チャイルドシートなどの付属品、金品に目もくれなかったという。
金品を狙えば、警察から不審者と疑われるからだ。

犯罪者集団は、まず100円ショップに直行した。購入したのはペンチ・レンチ・ドライバー・金づち・懐中電灯などの工具類。同時に大量の水も買い込んだ。理由は、警察から職務質問を受けた際、「支援物資」と偽装するためだった。
深夜にワゴン車数台で被災地へ出発し、車内では、「いくらもうかるか」で盛り上がる。現地に到着すると、がれきに埋まった車の窓を割り、鍵をこじ開け、狙いをつけたETCカードを徹底的に探した。数百枚のカードを手にすると、東京へと舞い戻った。
「カードでお金貸します」。都内にはクレジットカードを現金化する業者が無数にある。ショッピングの枠を使って商品を購入。すぐに転売することで、現金を入手することが可能になる。
犯罪者集団はこのシステムを悪用した。この業者も「身内」。カードの限度額いっぱい、100万円、200万円まで商品を購入し、現金化を繰り返す。震災直後に3回現地入りし、総額1億円、一人当たり数百万を手にしたという。
盲点を突いた犯罪だった。被災者の多くは自分の生活を守ることで精いっぱいだった。車内のカードが盗難に遭ったことに気づかないまま、数か月してから請求書を見たケースもある。勿論、不正使用による被害は保険が適用されるため、大きな被害を受けたのは、保険会社だったことになる。』(2012.3.11付 スポーツ報知より)

震災後、複数の海外メディアが「日本人は暴動を起こすことはなかった」「不屈の日本」などと日本人の道徳心を称賛したという。
その裏側にこのような卑劣な犯罪があったとは・・・・
大胆に堂々と行われた犯罪!残念なことに犯人逮捕には未だ至っていないそうだ。

ことごとく安全神話が崩れるような出来ごとに心を痛めている人は多いはず。

刻々とその時間がやって来る。まもなく2時46分だ!!
静かに黙祷したいと思う。






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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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