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 世界中がひとつになった

ありがとうはどうしてこんなに優しくなれる! 

今回迎えた震災から1年の各地の行事。 テレビ局はこぞって特番を組んだ!
今まで知らなかったエピソードがまるでドラマのように映し出され紹介されていく。
おふざけでいっぱいのテレビ番組「笑点」も被災地の内容に触れながらお題目を説いていった。どんな風にまとめるのか非常に興味深く見ていたが、さすがに心を逆なでするような内容は一切なく、励ましに似た内容でまとめていたのが印象深い。
そんな中、世界各地でも大々的に追悼の意を込めてコンサートや講演会が開かれたようだ。

最近の地震に関する専門家の分析を耳にする度に「東京大震災」が様々な形でシュミレーションされ本当にいつ起きてもおかしくないほど現実味を帯びてきた。
ボランティアの活動も様々な形で行われているが、とくにそこから笑顔とありがとうが浮き彫りになっているような気がする。今までには抱かなかった他人への感謝の気持ち。戦後日本が復興に向け頑張ったあの時代、もっとも日本人らしい光景が全国各地に見られるようになった。
その心があってこそ「復興」がなされたのではないかと強く思う。心を合わせ、励まし合い助け合いながらのその姿は高度成長とともに姿を消し、もう過去の日本の姿のようにさえ思えたものだ。

喉元過ぎれば、という言葉があるように、実際被災した人たちは現在でも苦しく厳しい状況に身を置いている。決してそれらを忘れてはならない。
あまり報道されないが、将来を悲観し、自殺した人は少なくないという。
当事者になってみなければ実際にはその心境は分からない。しかし、この1年、少なからず国民の誰もが何かを考えながらこの1年目(3月11日)を迎えたはずだ。
前回紹介した「火事場泥棒」なる卑劣で人の心をも失っている者は別として、被災者もそれを取り巻く支援者も今までにない行動がそこにかしこにあったようだ。
私も、2時46分にはそっと仏壇に手を合わせ冥福をお祈りさせて頂いた。何故か、明日は我が身で、この大都会にもあの恐ろしい大地震がやってくるような気がして心が引き締まった。

テレビの放送に話は戻りますが、各局でいろんな方面に鉾先を向けてのその内容はそれぞれみんな意味があり考えさせられた。
そして、一様に感じたことは、「ありがとう」の素晴らしさだ。
励ましてあげたいと出かけたはずのボランティアの人たちがみな同じに被災者に「ありがとう」と言っているのだ。この心あってボランティアに参加出来るんだろうな・・・・。そうも思えた。
つまり、人としての心の持ち方が正常であれば、心から「感謝」の気持ちを持てるということだ。
そして、改めて「ありがとう」の素晴らしさに貰い泣きしてしまった。
想像してみてください!家族を失い、恋人を失い、いや住むところも、それ以上に働く場さえ失ってしまったのだ。いろんな角度からそうしたドキュメントが放送される度に、「知らなかった」では済まされない気になってしまう。さりとて私自身に何が出来るというのだろうか?勿論、生活を変えてまで被災地に応援に行くことなど現実として出来ない。
恵まれたことに、私は現在本当に心の優しい思いやりのある若者たちと接する機会を頂いています。
日本文化を愛し、和の心を尊びその美しい心に触れながら過ごすことが出来ているのです。

そうした若者たちと、いずれ被災地に素晴らしい舞台を観てもらいに出かけましょうねと話し合っている。
私たちも、頑張っているみなさんに心からありがとうが言えるようなそんな機会を与えてもらえるように。

心というものは、世界各國言葉は要らないんです。世界中が日本を応援する姿を見て、あらためて世界はひとつなんだと思えた。優しいまなざしは本当に世界共通なんですね!
私の家内が生まれて初めて「復興宝くじ」を買って来た。今回はなっと5億円が当たるんだそうだ。
「当たったら、全額被災地に寄付したい!」????? おいおい本当かよ!《笑)

頻繁に続く地震に、予断は許せないがもうしばらくはおとなしくしていて欲しいものだ。これ以上ズタズタにして何が面白いんだよ~・・・。 ぶつけどころのない悔しさをせめて助け合える心で忘れたいものだ!

頑張っている被災地の皆さんに「頑張ってください」は心に追い打ちをかけるようだが、日本はひとつです。
日本人の底力が必ずや明るい明日を切り開くことでしょう。諦めず歩いて行きましょう!

プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
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