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 日本の美しい出会いの季節

つい先日ピッカピカの1年生の記念写真を見せていただいた。
ただただ輝いて、数え切れない笑顔が弾けるようだった。見ている私まで心が躍るから不思議だった。
桜前線も北上し、昨日は東北から生中継で生き延びた桜が映し出されてそれは素晴らしい情景だった。
春、それも桜は日本人が最も身近に人生の節目を経験するとき季節の花として見守ってくれていた花なんだと思う。
初めての入学式は父さんも母さんもみな若かった。初めての息子や娘の入学式であれば尚更に両親にも大切な思い出として心に残っているはず。
しかし、昨年の東北に桜はとんでもない記憶を残してくれたものだ。一年生に上がる息子や娘の命を奪われたご両親。そうかと思うとご両親を奪った津波によってこれらの桜は今後子供たちにどんな印象(おもいで)として小さな心に刻みこまれていくのだろうかと思うと実に切ない。

そうした人たちは、桜を観るたびに言いようのない悲しみやつらさが押し寄せてくるのかもしれない。
しかし、1年も経つと、決して忘れたわけではないが宝塚の合格発表や全国の初々しい光景が送り込まれてくる。
そんなとき、ふと東北の今が頭を過ぎる。
その桜前線もあと少しで北海道に到達しそうだ。桜の花は暖かさとともに見事に咲いてパッと散ってしまう。
来年を楽しみに見送った人も少なくないだろう。満開の下をゆっくりゆっくり歩くだけで、なんて幸せなんだろうと思わせてくれるのも桜ならではだ。

今年は穏やかな天候の下で思い切り心に焼き付けることができた。まもなくゴールデンウイークに突入するが、こちらもまた五月の若葉が一番美しい時期が待っている。
今年桜を見損なった人は「若葉」を追いかけるのも素敵だと思う。目に優しい若葉の奥に降り注ぐ木漏れ日はまた格別だから、是非カメラ担いで出かけてほしい。
それがどんなに素敵か、そこに足を運んだ人にしか味わえない。日本の四季の素晴らしさは青葉だけでも味わえます。

自然の植物と出会うのも春の楽しみのひとつだと思うよ!
今年は意識してカメラに収めてご紹介しましょうね。 
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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